finalvent氏が日記で読書について語っておられます。

何してる人か知りませんが、妙に教養が深くて、特に私がかつては興味なかったことに詳しいのでとても参考になります。

私の詳しい分野なんて、漫画やガンダム、バイクで回った日本列島の地理、あとは半分趣味の仕事関係(電子回路設計)くらいのものです。文学書は国文も洋書(翻訳書)も一通り読んだつもり程度です。
寺社は好きですが宗教はあまり興味ありません。国際情勢はWebやTVのニュースで見聞きしただけで、そもそも海外に出たことがありません。

ですので、finalvent氏は何か尊敬してしまいます。これくらい落ち着いた大人になりたいと。

で、読書です。
年間百冊は現実的に無理ですね。通勤電車で読むのが基本。往復で45分程度ですし、酔ってるときは読みません。最近はSFなんか読んでるので1冊/月ペースくらいです。推理小説なら週1冊はいけます。それでも50冊/年程度でしょう。その程度に留めるべきだと思うのです。本の中は仮想空間です。本を読んでいる間は引き篭もりと同じです。仮想空間の体験を現実世界で味わう時間がなければ本を読む意味はないと思うのです。

で、年間百冊は無理、という話です。これでは本を楽しめない、味わえない、身にならないです。

そしてトルストイの「戦争と平和」ですが読んだことありません。ロシア小説はソルジェニーツィンとドストエフスキーをちょっと読んだ程度です。ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」は、当時高校生の私には印象深いものでしたが、半分読んで挫折しました。なんといっても宗教。高校では世界史を選択していたので、キリスト教史を全く知らないわけではなかったのですが、なんていうか、どうでもいいのです。キリスト教の世界観が共有できないので、読み進めてもサッパリ意味がわからず、上中下巻の中の半ばでやめてしまいました。宗教、特にキリスト教やxx教皇が云々などの議論に終止するような小説は今でも読む気がしません。この辺りも楽しめるようになればもっと楽しい人生が送れるかと思うのですが、それには私はまだ若いw。そういうことにしておきます。