相変わらずR30氏は飛ばしまくりで釣られるのも癪だが、デジカメ関連は一応本業なので一言書いておく。さすがにコメント欄見てもみんな冷静ですね。

オリンパスはデジカメ黎明期にシェアを伸ばしたのは確かだが、なんていうか、所詮はオリンパスだ。
私はカメラ好きになって20年にもなるが、同程度カメラ好きの人ならみんな思っていただろう。
デジカメがフィルムカメラに置き換わる頃にはキャノンとニコンがトップシェア争いしているだろうと。
フォーサーズなんて規格を打ち出したはいいが、参画企業は、まあなんというか、負け組み連合?そんな感じだったし。
コダックと松下は別に負けてないけど。

オリンパスはそういうメーカだ。オートフォーカス一眼に乗り遅れOM707なんてどうにもならないカメラを発売するようなメーカだ。オリンパスの売りは接写装備の充実以外に何も無い。フィルム一眼からも早々に撤退したようなメーカだ。

しかしせっかくデジカメで取ったシェアを簡単に手放したものだ。R30氏はコレが勿体ない、という話をしたいのだろう。

カメラで大切なのは、光学機器製造技術とブランドとブランドとブランドだ。カメラと時計は大人の男のコレクションアイテムなのだ。オリンパスのブランドイメージは可も無く不可も無くというところだが、伝統的に製品デザインがかっこ悪い。つーか、相対的にはダメダメだ。先行者利益があるうちにデザインをまとめればよかったのに、という人はいるだろうが、それが出来るくらいならオリンパスは最初からキャノンやニコンに匹敵するメーカーになっておる。

ペンタックスなんかは645や67といった中判カメラのメーカであり、カメラ屋としてはニコン、キャノンに匹敵するイメージを持っている人もいるのだが。

私の好きなのはミノルタだ。αシリーズや近年ではDimageXで見せた先進性。実に私好みなのだ。コニカだって良い物作っている。コンパクトデジでは一番だと思う。だが、売れない。ちょっとくらいがんばっても大きな差別化なんて出来ない。結局はブランドなんだろうな。